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2021年03月22日

スタッフブログ:相続対策について【58】 (相続・遺言の相談は帯広の中田司法書士事務所へ)

相続・生前対策関係

前回の続き 商事信託について です。

 

④事業型商事信託

典型的な例は

土地を信託して、その土地に賃貸ビルなどを建設し、

そこから収益を得る 『土地信託』 と呼ばれるものです。

 

 

土地を有効活用を図るため土地の所有者である委託者は、

信託銀行(受託者)に土地を信託財産として譲渡し、

受益者として土地活用による収益(受益権)を得ます。

(受益権・・・信託財産から生じる利益を受け取る権利)

 

 

受託者(信託銀行)は、

建設会社と請負契約を結び、

譲受した土地に賃貸ビルや住宅などを建設します。

 

完成後の建物も信託財産となりますが、

同時に建設資金を借り入れた場合、

債務も負の信託財産となります。

 

受託者自体はビル等の管理業務は行わず、

不動産管理会社と契約して保守管理にあたらせますが、

テナントからの賃料などの賃借収入を確保し、

その収益の中から公租公課・管理費・

信託報酬・借入の返済などを支払い後の残りの収益を

受益者へ配当します。

 

 

信託契約終了後、

土地と建物は受益者に引き渡されます。

(もちろんテナントや賃借人もつけてです!)

 

 

次回へ続きます!

 

今週もお疲れ様でした(^^)/~
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