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2023年05月31日

スタッフブログ:死後事務委任契約について[23](相続・遺言の相談は帯広の中田司法書士事務所へ)

相続・生前対策関係

 

死後の手続きや遺産の管理について考えることは、

誰にとっても不快な話題かもしれません。

しかし、亡くなった後のことを事前に計画することは、

遺族にとって大きな負担を軽減するために重要な一歩です。

その中でも、死後事務委任契約は、円滑な手続きを進めるための有力なツールとなります。

死後事務委任契約を検討する際に考慮すべき重要なポイントをお話します。

 

① 委任者の選択

死後事務委任契約では、信頼できる委任者を選ぶことが重要です。

委任者は、遺族の代わりに手続きを進めます。

遺族との信頼関係があり、適任で責任感のある人物を選びましょう。

 

② 委任する事務手続きの範囲

死後事務委任契約書には、具体的に委任する事務手続きの範囲を明記しましょう。

たとえば、銀行口座の解約手続きや遺産分割の手続きなど、明確に定めておきます。

 

③ 委任契約の有効期間と更新

死後事務委任契約の有効期間を設定し、定期的な更新を検討しましょう。

また、遺族の状況や意思に変化があった場合、

契約を解除できるよう、解除条項も明記しておきましょう。

 

④ 法的な効力について

死後事務委任契約は、弁護士や司法書士などの

アドバイスを受けながら作成することをおすすめします。

遺言書や信託との関連性を確認し、法的な要件を満たすようにします。

 

⑤ 遺族への説明と共有

遺族へ作成した死後事務委任契約の存在を知らせることと、

遺族からの理解を得ることも大切なことです。

円滑に手続を進めるためにも、遺族への説明と共有を怠らないようにしましょう。

 

⑥ 契約書の保管

死後事務委任契約の契約書は、

安全かつアクセスしやすい場所に保管することが重要です。

契約書の場所や保管方法を明確に定め、

必要な時にすぐにアクセスできるようにしておきましょう。

 

遺族の負担を軽減し、円滑な遺産管理を実現するために、

十分な準備と計画を行いましょう。

弁護士、司法書士や税理士などの専門家のアドバイスを受けながら、

死後事務委任契約書の作成に取り組みましょう。

 

次回へ続きます!

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます(^^)/

 
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