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2023年06月30日

スタッフブログ:相続手続きの基本について[18](相続・遺言の相談は帯広の中田司法書士事務所へ)

相続・生前対策関係

 

相続財産の分割方法と注意点について の続きです。

 

相続財産の分割方法には、いくつかの選択肢があります。

共有分割:遺産を複数の相続人の共有名義とする

 

共有分割とは、相続財産を複数の相続人の共有名義として所有する方法です。

これにより、財産は共同で所有され、相続人間でその財産を共有することになります。

各相続人は共有財産の所有権を持ち、

共有財産の管理や利用、売却、相続財産からの収入などに対して

共同で合意する必要があります。

 

通常、遺産分割では各遺産を各相続人に承継させることが一般的です。

しかし、遺産分割で相続人間で話し合いがまとまらなかったり、

その他の事情により合意が難しい場合には、

最後の手段として「共有分割」が選択されることがあります。

 

共有分割には注意点があります。

共有財産に関して各相続人が責任を負うことになります。

もしも、一部の相続人が共有財産に関する義務を果たさなかったり、

共有財産に問題が発生した場合でも、他の相続人が対応する必要があります。

 

共有のままにするということは、

共有者間での対立やリスクが生じる可能性があります。

 

さらに、共有関係を解消するためには「共有物分割請求」という手続きが必要となります。

まずは、共有者間で協議を行い、協議が調わないときは、

その分割を裁判所に請求することができます。

ただし、この手続きによって新たな争いが持ち越される可能性もあります。

 

次回へ続きます!

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます(^^)/

 
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